畠山美由紀 Monday Chronicle | オススメCD

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2012.10.29

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マテオ・ストーンマン  アルバム「マイ・ビューティフル・ハバナ

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MHL. meets SPECIAL MUSIC LIVE 」@ディクショナリー倶楽部

怒濤の日々が続いた中、今日はほっこりお休みでしたパクッ
そして、今日は是非みなさんにオススメしたいCDがあります。知り合いのライターの方がサンプルのCDと資料を送って下さったのですが、それを一聴して以来、運命的ともいえるような音楽的出逢いに痺れっぱなしですラブラブ
アメリカの白人さんのSSWのマテオ・ストーンマンさんという方の作品です。(先週、FM横浜の私の番組「Travelin' Light 」でもご紹介しました。)
L.Aとキューバをベースに活動を続けているという彼が、2003年から2012年にかけてキューバへと何度も赴きレコーディングしたこの作品、ボレロやフィーリンといったジャンルのロマンティックで繊細、かつ情熱的でありながら、けっして疲れてしまうことのない静かで情緒的なグルーヴ感とメロディーと洗練されたコード感を纏った曲たち。あぁなんか、レコード会社の人が一生懸命に作品の良さ伝えようとして苦労して書いた文章みたいだ。(彼らの情熱と彼らが感じるであろう、きちんと良さを伝えたいというもどかしさに感謝!)
彼はギターを弾き歌うんだそうです、ピアノも弾くんだそうです。素敵だなぁと思った曲は、彼の自作がほとんどでした。なんとも言えないか細い声、ちょっと頼りないとも言えるような、強いて言えばニール・ヤングのような繊細な震えがある声、窃盗容疑で服役していた時にブエナビスタ・ソシアル・クラブの映画を観てキューバ音楽に開眼したという彼、スペイン語もその時から勉強したんだそう。(おぉ!そんなアメリカ人がいるんだ!)
(ちなみに彼のオリジナル曲はスペイン語で書かれています、この地球上でかなりレアな存在でしょうたらーっ
彼のバックで演奏しているのはブエナビスタのメンバー、そしてビートルズのレコーディングにも関わったことがあるという名エンジニアのジェリー・ボーイズ。
ジェリー・ボーイズは30年代のリボンマイクなどをスタジオに持ち込み、独特のマイク等のセッティングでなんとも暖かみのあるアンビエンス感を持った音を作品におさめています。
マテオがジョビンの曲の中でわたしが最も好きな曲のひとつ、「あなたを愛してしまう」を歌っているのも勝手に感激。
そしてなんとなんと、そのマテオ・ストーンマンが、今回私と小池龍平くんとのアルバム「Coffee & Music 〜Drip for Smile〜」の選曲&プロデューサーをつとめて下さった堀内隆志さんのお店、鎌倉のカフェ・ヴィヴモン・ディモンシュで来年1月24日にライブが決定しているのだそうです!!!!
えええええええええええ!!!!知らなかったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!

みなさま、この事実がいかに私を驚かせ、かつ狂喜乱舞させたか、ご想像していただけますか???信じられない、みなさん、来年1月24日、鎌倉カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュに大集合ですよ。いざ、鎌倉ですよ(笑)ホットコーヒー  

私はなぜか、このCDを聴いていると、前衛舞踏家の大野一雄さんが陶酔しながら踊っている姿が目の前に見えるような気がして仕方がありません。
とにかくとにかく、素晴らしいアルバムです。是非、聞いてください!!!!!!!
生きていて良かったポッ


そして今週末は「ゆったりライヴの旅 フェスティバル2012」。
私は、畠山美由紀+ショーロクラブ名義で出演させていただきます。
naomi & goro & 菊地成孔さんも!Saigenjiくん、コーコーヤのステージも楽しみだぁラッキー